前回紹介した急須は何とか無事作れたので最後まで紹介できそうです。
今回は急須作りで一番手間のかかる茶漉し作りの裏技をご紹介。使う道具はこちら。
プラスチック製の剣山です。ここで大事なのは穴の開いた銅板です。剣山にたまったゴミを取るためについていたもので、ホームセンターでセットで600円くらいだったかな。100円ショップの小さい剣山にも使えました。
上の二つはスチロール製のトレイを丸くカットし、剣山で穴を開けたもの。さすがに剣山だけでは小さな穴しか開かないので、ドリルで穴を大きくしてあります。
まずは延ばした粘土を丸くカット(1)。使っているのはコンパス式のカッターでなかなか便利です。これもホームセンターなどで売ってます。カットした粘土を銅板をはめ込んだ剣山に押し込みます(2-3)。
トレイに穴をあけた道具を使って穴の並びが合うようにして粘土を押し込みます(4)。さらにもう一枚(5)。銅板を持ってトレイと粘土ごと取り外すとしっかり穴が開いています(6)。
丸い型に乗せて、丸くしていきます(7)。このとき穴の部分がひび割れやすいので要注意。少し乾いていたり、荒い粘土だとうまくいかないかもしれません。そんな場合は手びねりの要領で外側を指で締めながら丸めていきます(8)。こんな感じで茶漉しが作れました(9)。
ただどうしても穴が小さくなってしまうので、茶葉によっては出にくくなるかもしれません。また釉薬を掛けたときに詰まりやすいのでこれも注意しましょう。針などで穴を少し大きくすれば解消できますが、それだと一つずつ穴をあけるのと大して手間が変わらないですね。