ikkanさんこと望月集さんの
作陶展に行ってまいりました。
最終日の閉場直前のお忙しい時間だったにもかかわらず、作品について詳しく解説していただきました。ありがとうございます!
上絵を用いた作品というと鮮やかでありながらも派手になりがちですが、ikkanさんの作品は釉薬と下絵、上絵が見事に調和した、とても穏やかでおおらかな雰囲気が漂ってきます。下絵の具にしても数社の絵の具をいくつも組み合わせて試行錯誤した結果であるとのこと。
最終的な図案を決定する際も構図をいくつも描きながら
描きためた型紙を用いて配列していくという気の遠くなりそうな作業。素晴らしいと感じる作品の影にはやはりそれだけの努力があるんですね~。
作品のご紹介、と思ったのですが、実物をじっくりと観察している間に時間になってしまいました!
でもせっかくなので、カタログの中から一点だけ特に気になったものをご紹介。
以前図案作りを紹介されていた大皿でしょうか。実際の観察と練り上げられた構図、見事な色使いがそろって初めてこれほど印象的な作品が生まれんだと実感しました。