釉薬ネタはかなり久しぶり。
今回は乳濁釉のテスト。
3号透明釉100に対して乳濁材を加えてます。
まずは珪酸ジルコニウム。
上が白土、下が赤土です。
左から+3%、+6%、+9%で、右端はさらにカオリン7%を加えてます。
乳濁作用が強い反面、ベタっとして味気ない色です。
次は酸化チタン。追加量は上と同じです。
黄色っぽくなるのが特徴で、加えると流れやすくなります。
続いて骨灰。含まれてるリンが乳濁材です。
藁灰にも含まれてますね。
これも比率は同じ。
上の二つに比べると乳濁作用は緩やかでモヤっとした変化のある白。
入れすぎると溶けにくくなり、貫入も入りやすくなるようです。
最後はマグネサイト。
これだけ+5%、+10%、+15%加えてます。
上の三つがほぼ純粋な乳濁材としての性格を持つのに対して、
マグネサイトは石灰石やバリウムと同じアルカリ土類なので、
乳濁釉というより結晶釉の部類になるのかも。
フワッとやわらかい白が特徴かな。
これが一番好みかも。
これをベースに新しい白釉を作ってみようと思います。